回向返照

世のため、人のためになるような情報(山関係多め)を更新していくつもりです

シールを作る2

第2弾は実際にシールを作る方法について考えていきたい。以下の3つの方法を思いついた。


1.モヘヤの代用となる生地で作る

2.動物の毛皮で作る

3.要らないシールを縫い合わせて作る


材料の入手や作成の手間等を考慮すると、簡単な順に1>3>2だろうか。


お金の問題もあるので簡単な順に自作を進めていきたい。

シールを作る1

貼り付けシールが主流の今、秀岳荘のシール(取り付けシール)を使っているのは大学山岳部系やそのOBに限られるのではないだろうか。

私も取り付けシールユーザーの1人であるが、最近自分で作れるんじゃないかと思い始めた。

というわけで、来シーズンに向けて取り付けシールを作ってみようという計画を立てた。続くかはわからないが、とりあえずやってみよう。


シールを作るに当たり、そもそもなぜ今、貼り付けシールが主流なのか、つまり、取り付けシールが廃れてきているのか考えることにする。


パッと思いついた限りでは、

1.グルーが進化して何度もの取り外しが可能になったこと

2.カービングスキー が主流の今、ストレートにカットされた取り付けシールでは、あまり雪面に効かないこと

3.細い(60ミリと80ミリ)のモノしか売っていないので、太めの板に対応していないこと

4.生地のバリエーションが少ないこと

5.登高中やトラバース中にズレること

6.下駄になりやすいこと


まだまだありそうだが、作る気が失せてくるのでこの辺にしておこう。

1.についてはその通りであるかもしれないが、私は目の前でいくつもの貼り付けシールの糊面が雪まみれになり、ゴムバンドで板に固定されているのを見てきた。数回の取り外しなら耐えるかもしれないが、長い縦走のときや、グルートラブルが起きてはならない事態(爆風のときとか)には取り付けシールに軍配が上がるのではないだろうか。

2.についてはその通りなのかなあ。私が取り付けを使っている板はセンター88ミリの板だが、トップとテール、特にトップ側にはソールが剥き出しになっている部分が多い。

だが、事実として、硬い斜面や急登、トラバース以外で貼り付けに劣っていると思ったことはない。要はテクの問題なのではないだろうか。私の知っている取り付けユーザーはは貼り付けユーザーの急登に着いて行けているし、修業すればなんとでもなる気がする。ていうかシールがキッチリ効いてるのは力がよく伝わるセンター周辺だけで、トップとテール側に隙間があってもあんまり変わらないんじゃないだろか。

3.その通りです。私が自作しようとしたキッカケの一つです。私の88ミリくらいが限界の太さなんじゃないかと思う。

噂では秀岳荘工場の人と仲良くなれば、特注で太めのシールを作ってくれるとかくれないとか。あくまで噂です。

4.まあそうだが、あまり気にならない。

5.しょうがないと思う。上手い人はズレをコントロールしてトラバースできる。エッヂでシールを踏む感じでやるらしい。

6.休憩中に締め直しと下駄を直す作業すれば解決である。


結論として、良いとこ悪いとこあるが、私の使い方や道具の扱い方では取り付けの方が向いている。

個人的にトラディショナルな道具が好きということもあるが...


秀岳荘がもっとバリエーション多めにシールを作ってくれたら良いのになあ...



オーバーテムレス

私の道具を紹介しよう

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穴の空いた秀岳荘オリジナル(略して秀オリ)のオーバー手袋の下半分と防寒テムレスを合体させたキメラだ。名付けてオーバーテムレス。


作り方は簡単、ただ縫い付けるだけ。30分くらいで出来ます。


なぜ作ったのかというと....うーん、あまり思い出せない。コケたときや、雪洞を掘ったりするとき、不意にテムレスの中に雪が入るのが鬱陶しかったからだったような...。理由は良いとして、なかなか良い感じに役目を果たしてくれている。


しかし問題点もある。ただでさえ蒸れるテムレスがより蒸れやすくなった気がするのだ。あとはポッケに入れるとき、嵩張って邪魔臭いところとか。

そもそもテムレスは普通のオーバー手袋に比べて蒸れやすい代物である。蒸れると稜上に出たときや、クソ寒いときに手汗が内側で凍る。冷たくて仕方ない。(真偽は定かではないが、稜上でテムレスだけ履いてた人間が低体温症からの凍傷で指を失くす事例があったときく。)

だから私は寒いときに、薄めのインナー手袋、オーバーテムレス、オーバー手袋の三重にして使っている。

なんか意味あるようでないような使い方な気がするが、オーバー手袋を外せばギア類をいじりやすいオーバーテムレスがでてくるしなんとなく便利な気がする。三重にもすると鬱陶しいので、色々と考える余地はあるが今はいいや



まあでも、なんにせよテムレスは安い。学生の味方である。味方であるが、使い方を間違えると大変なことになりかねないことを頭に入れてこれからも使っていこうと思う。


今のオーバーテムレスが壊れたら防寒じゃないテムレスでオーバーテムレスを作ろうかな。




ブログはじめました

某山岳団体に所属しています


今までは、世の中の山ヤさんのブログや記録を山行の情報源にしていましたがふとした時に一方的に情報を提供してもらっていてフェアじゃないなと感じました。


これからは自分の趣味や山行記録を載せて、世の中の山ヤさんに還元しようと思ってます。


いつまで続くかわからないですが頑張って更新していきます!